国際NGOに「破門」された野鳥学会、英語表記をChineseからTaiwanに変更

【政治】 2020/09/25 16:33 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
中華民国野鳥学会のロゴ=同会のフェイスブックから

中華民国野鳥学会のロゴ=同会のフェイスブックから

(台北中央社)鳥類などの生態系保全に取り組む台湾の非政府組織(NGO)「中華民国野鳥学会」(中華鳥会)は25日、公式フェイスブックを通じ、同会の英語表記を従来の「Chinese Wild Bird Federation」(CWBF)から「Taiwan Wild Bird Federation」(TWBF)に変更すると発表した。

同会の報道資料によると、同会は今月初旬、1996年から参加していた国際NGO「バードライフ・インターナショナル」(BLI、本部・英国)から、一方的にパートナーシップを解消された。中華民国の合法性や台湾の中国からの独立などを提唱、促進しないことを約束する文書への署名を求められ、拒否したことが原因だったという。同会は同19日、対応策を話し合うための代表大会を開催し、国際社会で認識されやすくし、他組織とのネットワーク開拓や国際協力深化につなげるために英語表記の変更を決めたとしている。

同会が把握している情報によれば、現時点ではBLIが台湾を排除した事実は世界各地のパートナーに通知されていないばかりでなく、これらの団体には先ごろ、中華鳥会が故意に政治を持ち込んだと批判するBLI執行長(CEO)の書簡が届けられたという。

同会は、これまでいかなる政治的立場も表明したことがないと反論した上で、同会が生態系保全を目的とした団体であることを強調。同事業には国際協力が欠かせないと指摘し、共同の目標を持つ全ての組織・パートナーと肩を並べて取り組みを続けたいとして世界の関係者に団結を呼び掛けた。

(呉欣紜/編集:塚越西穂)