蔡英文総統、米タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に選出/台湾

【政治】 2020/09/23 15:21 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統(右)と祁家威氏。「総統文化賞」の授賞式で=2017年11月

蔡英文総統(右)と祁家威氏。「総統文化賞」の授賞式で=2017年11月

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統が米誌タイム発表の「世界で最も影響力のある100人」に選出された。総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)報道官は23日、蔡総統が代表するのは国家だと述べ、国民全体の努力に感謝するとともに、台湾のやさしい力によって世界に貢献し続けられるよう願う蔡総統の言葉を伝えた。

タイムは現地時間22日、毎年恒例の「TIME100」を発表した。台湾からは蔡総統のほか、台湾におけるLGBT社会運動の先駆者的存在である祁家威(きかい)さんも選ばれた。祁さんの申し立てをきっかけに、同性婚を巡る憲法解釈が2017年に行われ、2019年の同性婚合法化につながった。

蔡総統の推薦文は米共和党のテッド・クルーズ上院議員によって寄せられた。推薦文では、蔡総統を「中国の迫り来る影を追い払う信号灯」だと形容し、「台湾は中国共産党に黙従しないとのメッセージを伝えている」と評価した。

祁さんの推薦文は蔡総統が執筆した。蔡総統は「全ての人が愛し、愛される価値がある未来への道を祁さんが照らしていくと確信している」とつづった。

祁さんはメディアの電話取材によって選出を知り、最初は詐欺だと疑っていたという。蔡総統も同時に選ばれたことが伝えられると「蔡総統と一緒に選ばれたのは光栄」と喜びを語った。

政治家では蔡総統のほか、トランプ米大統領や中国の習近平氏、ドイツのメルケル首相なども選ばれている。

(葉素萍/編集:名切千絵)