李元総統告別式、安倍前首相やダライ・ラマが追悼メッセージ/台湾

【政治】 2020/09/19 14:59 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
李元総統告別式、安倍前首相やダライ・ラマが追悼メッセージ

李元総統告別式、安倍前首相やダライ・ラマが追悼メッセージ

(台北中央社)李登輝(りとうき)元総統の告別追悼礼拝が19日午前、北部・新北市内にあるキリスト教系大学の礼拝堂で開催され、日本の安倍晋三前首相やチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世がそれぞれ、代読やビデオの形式で追悼メッセージを寄せた。

安倍氏は、日本と台湾の友好親善、台湾の民主主義と発展に貢献した李氏に「深い感謝と敬意を表する」とし、これからも千の風となって日本と台湾の私たちを優しく見守ってほしいと願った。メッセージは、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の泉裕泰台北事務所代表(大使に相当)が代読した。

ダライ・ラマはビデオメッセージを通じ、1997年に初めて訪台した際、当時総統だった李氏が両手でハイタッチして歓迎してくれ、以来親しい間柄になったというエピソードを披露。台湾の民主主義と自由、そして中華文化を守った李氏に敬服すると語り、輪廻(りんね)を信じる仏教徒として李氏の転生、再来に期待を寄せた。

このほか、日本台湾交流協会は同日、弔問団を率いて訪台した森喜朗元首相の追悼メッセージを公式フェイスブックで公開した。森氏は李氏について、互いに戦争を知る世代であり、平和と繁栄の時代を日台で共に創ると誓った自身を「理解し、励ましてくれた」と振り返り、李氏の薫陶を受けた日本の若者と民主主義体制の下で育った台湾の若い世代が手を携えて「新しい時代の日台関係を切り開いていってくれる」とつづり、より一層の友好と親善の実現に期待を寄せた。

礼拝には、キース・クラック米国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)や各国の駐台大使ら約800人が参列した。

(林育瑄/編集:塚越西穂)