蔡総統「民主主義と自由を台湾に残してくれた」 李登輝氏を追悼

【政治】 2020/09/19 13:10 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
李元総統の遺影と遺骨に深く一礼する蔡総統

李元総統の遺影と遺骨に深く一礼する蔡総統

(台北中央社)李登輝(りとうき)元総統の告別追悼礼拝が19日午前、北部・新北市内で行われた。蔡英文(さいえいぶん)総統は追悼文の中で、李氏はこの世を去ったが、民主主義と自由を台湾に残してくれたと指摘。「台湾人に生まれた幸せ」を実感できる世の中の実現に期待を寄せた。

追悼文で蔡氏は、1990年代に李氏の下で仕事をした際、民主化への堅持や国家主権に対する毅然とした態度が印象深かったと振り返り、自身が総統になって、当時の民主化に対する李氏の強い意志を身をもって感じたと吐露。

そして、植民統治や権威主義体制を経て民主化に至る過程の中でキーマンとなった李氏は「時代の開拓者で、台湾を率いて前進させた人」で、台湾近代史の縮図だとし、李氏の精神は代々受け継がれるとして李氏の冥福を祈った。

頼清徳(らいせいとく)副総統は追悼文を通して、政治家として大切なものは謙虚さと冷静さ、忍耐だと李氏から教えられたと振り返り、権力が大きくなればなるほど崇高な道徳と堅い信仰が必要だと教えてくれた「(李氏の)期待と励ましは心に深く刻まれている」と自身を戒め、李氏の精神は永遠だと強調した。

(葉素萍、温貴香/編集:塚越西穂)