プラハ市長「私は台北市民」 チェコ上院議長の「私は台湾人」発言に呼応

【政治】 2020/09/04 16:39 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
柯台北市長(左)とプラハのフジブ市長

柯台北市長(左)とプラハのフジブ市長

(台北中央社)チェコの首都プラハのズデニェク・フジブ市長は4日午前、台北市内のホテルでメディアの取材に応じ、チェコのビストルチル上院議長が立法院(国会)で行った「私は台湾人」の発言に呼応する形で、「私は台北市民。これは宣言というだけでなく、事実だ」と述べた。フジブ市長は昨年3月の訪台時、台北市の国際交流促進に貢献したとして「台北市栄誉市民」の称号を贈られた。

フジブ市長はチェコの訪問団の一員として、先月30日から台湾に滞在中。プラハ市は昨年10月、北京市との姉妹都市協定を解消し、今年1月、台北市と姉妹都市協定を締結した。

中国の王毅外相がチェコの議員らの台湾訪問を受け、「深刻な代償を払うことになる」などと報復を警告したことに対し、フジブ市長は「全く受け入れられない」と反発。「今回の来訪は多くの欧州国家にとって刺激となることだろう」との考えを示した。

フジブ市長はプレスミーティングの後、台北市の柯文哲市長と会談し、共同記者会見を開いた。台北市は市立動物園のミミセンザンコウ2頭を繁殖目的でプラハ動物園に貸与する。柯市長によれば、訓練や飼育などの費用は台北市が負担する。台北市立動物園には2018年、プラハ市からマレーバクのオス1頭がやってきており、昨年7月、同園のメスとの交配に成功した。まもなく子供が生まれる予定で、柯市長は「双方の交流の素晴らしい手本」だと語った。

フジブ市長は、都市間の協力関係は非政治的で、双方に利益があり、互いに尊重できるものでありたいとの考えを示した上で、「幸いにも、プラハと台北はこのような関係だ」と述べた。

(游凱翔、陳怡璇/編集:名切千絵)