高雄市長補選、陳其邁氏が勝利宣言「世界一流の港湾都市目指す」/台湾

【政治】 2020/08/15 20:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
勝利宣言を行う陳其邁氏(前列左から2人目)

勝利宣言を行う陳其邁氏(前列左から2人目)

(台北中央社)高雄市長補選は15日投開票され、与党・民進党の陳其邁(ちんきまい)氏が当選を果たした。得票数は67万1804票、得票率は70.03%だった。陳氏は同日午後6時すぎ、市内の選挙対策本部で勝利宣言を行い、「世界一流の港湾都市を目指す」と意欲を示した。

今年6月に行われた住民投票で最大野党・国民党の韓国瑜(かんこくゆ)氏のリコールが成立し、解職されたのに伴う補選。陳氏は2018年の市長選で韓氏に敗れており、今回の再挑戦は「リベンジ」と捉えられていた。

陳氏は韓氏の前例を踏まえ、「もし自分に不足なところがあれば、同じ基準で厳しく批判してほしい」と市民に要求。市長就任後の優先事項として、産業の転換や雇用機会の増加、交通インフラ整備、大気汚染の解決などを挙げ、高雄市を「大きく前進させる」と誓った。

補選に出馬したのは陳氏のほか、国民党の李眉蓁(りびしん)高雄市議、昨年結成された新党、台湾民衆党推薦の呉益政(ごえきせい)同市議。2人の得票数はそれぞれ、李氏が24万8478票(得票率25.90%)、呉氏が3万8960票(同4.06%)だった。

陳氏は1964年生まれで、北部・基隆市の出身。台湾大公共衛生研究所(大学院)にて予防医学修士号を取得し、医師となったが、後に政界に進出。立法委員(国会議員)や行政院(内閣)報道官、高雄市代理市長、総統府副秘書長(内閣官房副長官)、民進党副秘書長、行政院副院長(副首相)などを歴任した。

(編集:塚越西穂、荘麗玲)