チェコの台湾訪問団、中国の脅迫受けた故・前上院議長の夫人も参加

【政治】 2020/08/14 13:18 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
1月に急死したチェコのクベラ前上院議長=AP通信提供

1月に急死したチェコのクベラ前上院議長=AP通信提供

(台北中央社)今年1月に急死したチェコのヤロスラフ・クベラ前上院議長の夫人が、ミロシュ・ビストルチル上院議長率いる代表団に加わって8月末に訪台することが分かった。外交部(外務省)の姜森・欧州司長(局長)が13日、定例記者会見で明らかにした。

クベラ氏は、中国の反対を押し切って今年2月に訪台する予定だったが、1月に急死した。生前、台湾行きを強行するならチェコ企業に報復するなどと中国大使館から脅迫されていた事実が地元メディアによって暴露された。

姜氏によれば、クベラ氏の生前の願いをかなえるためとして夫人に同行を打診したのは団長のビストルチル氏。台湾訪問が民主主義、自由を守る決意の表れとして、チェコ上院で強く支持されている背景があったという。

姜氏が公表した一行の訪問日程は8月30日~9月4日。メンバーは政治家や、学者、文化団体などで、40人余りの企業家も含まれる。いずれも民主主義の信奉者で、中国から言論の自由を制限されるなど、不条理な圧力をかけられた経験を持つ人もいるという。姜氏は、今回の交流を通じ、台湾の民主主義コミュニティーとの間に制度的な協力ネットワークが構築されることに期待を示した。

訪台に当たっては、新型コロナウイルス対策として、往復ともチャーター便を利用し、ウイルス検査を出発前と台湾到着後の計2回受けることなどが求められる。これらの条件は、今月9日に訪台したアザー米厚生長官や、同日李登輝元総統の弔問のために台湾を日帰り訪問した日本の森喜朗元首相らと同じだという。

(游凱翔/編集:塚越西穂)