米アザー厚生長官、台湾訪問へ 断交以来最高位 蔡総統との面会を予定

【政治】 2020/08/05 12:57 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡総統(左)とアザー米厚生長官=右写真はHHSのフェイスブックから

蔡総統(左)とアザー米厚生長官=右写真はHHSのフェイスブックから

(台北中央社)米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)は5日、アザー厚生長官が数日中に台湾を訪問すると発表した。米国の厚生長官の訪台は初めてで、閣僚級としては6年ぶり。台湾(中華民国)と米国が断交した1979年以来、台湾を訪れる最高位の米高官となる。

外交部(外務省)が同日午前に出した報道資料によれば、アザー氏は訪台期間中、蔡英文(さいえいぶん)総統や呉釗燮外交部長(外相)、陳時中衛生福利部長(保健相)と面会するほか、台湾の新型コロナウイルス対策をまとめる中央感染症指揮センターを訪問し、台湾の医療や衛生の専門家と意見交換する予定。

外交部はアザー氏の訪問について、「近年の台米共同での努力の下、双方の相互信頼における基礎が安定し、良好な意思疎通が行われていることを裏付けるものであり、台湾に対する米国の固い支持と台米の緊密な友好関係を示すもの」だと言及し、歓迎の意を示した。

アザー氏はAITの報道資料を通じ、コロナ下で「台湾は常に透明性と協力の手本となっている」と称賛した上で、「世界的な保健分野における台湾のリーダーシップに対するトランプ大統領の支持を伝えられることを楽しみにしている」とコメントした。

また、「自由で民主的な社会は、健康を守り、促進できる最良のモデルであるという共通の信念を強調したい」とした。

トランプ大統領は2018年、米高官の台湾訪問を認める「台湾旅行法」に署名した。AITはこの訪問について、米高官を台湾に派遣して米台の友好関係などを確認する政策の一環だと説明した。

(陳韻聿/編集:名切千絵)