米国、台湾へのPAC3更新を承認 総額660億円 国防部「感謝」

【政治】 2020/07/10 13:07 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
発射瞬間のパトリオットミサイル=米陸軍のウェブサイトから

発射瞬間のパトリオットミサイル=米陸軍のウェブサイトから

(ワシントン、台北中央社)米国務省は9日、台湾に対して地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を更新する有償軍事援助(FMS)を承認したと発表した。総額は6億2000万米ドル(約663億円)に上る見通し。同日、議会に通知した。国防部(国防省)によれば、トランプ政権下での台湾への武器売却は7度目。同部は米国の決定に感謝を表明した。

売却されるのはPAC3を更新するための期限切れ部品の交換や認証テスト。国防総省傘下の国防安全保障協力局は声明で、武器売却は台湾への武器供与の根拠となる「台湾関係法」に基づいたものだとし、台湾の軍隊の近代化や防衛能力の維持を支援することは米国の国家や経済、安全保障上の利益に合致すると強調。台湾の安全保障を向上させ、地域における政治の安定や軍事的均衡、経済発展の維持を支援するものだと指摘した。

国防部は米国の武器売却承認について、台湾の国防や安全に対する米国の重視を示し、安全保障上におけるパートナー関係を強固にするものであるとの見方を示した。

外交部(外務省)は10日、報道資料で「歓迎の意」を表明。台米の緊密な安全保障パートナー関係を引き続き深化させ、インド太平洋地域の長期的な平和と安定に貢献していくとコメントした。

(江今葉、游凱翔、陳韻聿/編集:名切千絵)