台湾の与野党議員団、香港の社会統制強化狙う中国を非難

【政治】 2020/05/29 12:53 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
29日の立法院では、中国を非難する共同声明が発表されたほか、与野党の一部議員による「台湾国会香港友好連線」も発足した

29日の立法院では、中国を非難する共同声明が発表されたほか、与野党の一部議員による「台湾国会香港友好連線」も発足した

(台北中央社)立法院院会(国会本会議)で29日、香港での反体制的な動きを規制する「香港版国家安全法」の制定を強引に進める中国に「強烈な遺憾とけん責」を表明する与野党議員団の共同声明が発表された。香港に約束した高度な自治を著しく破壊するものであるとして中国を強く非難するとともに、台湾の政府に対しても、合法的に香港の人々を支援するよう求めている。

声明は、中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が28日、同法の制定方針を採択したことを受けて出された。

声明では、同法は香港情勢を急速に悪化させるもので、香港の人々の安全と自由の権利が危ぶまれると指摘。行政院(内閣)は政治的な理由によって安全や自由が差し迫った危機にさらされている香港の人々に必要な支援を提供するべきとの見解が示された。また、台湾で対中政策を所管する大陸委員会にも、香港の政治、経済、社会各分野における独立性を評価する報告書を3カ月ごとにまとめ、香港マカオ関係条例を必要に応じて見直すよう要求している。

(陳俊華、蘇龍麒/編集:塚越西穂)