中国の国防費、台湾の約15倍 国防部「非対称戦力を強化」

【政治】 2020/05/23 16:53 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
国防部の史順文報道官

国防部の史順文報道官

(台北中央社)中国の今年の国防予算が台湾の約15倍に上ることが分かった。国防部(国防省)の史順文報道官は23日、「軍備で中国共産党と競い合わない」と述べ、「非対称戦力」の強化を重視する台湾の姿勢を強調した。

中国政府は22日に始まった全国人民代表大会(全人代)で、今年の国防費として、前年比6.6%増となる1兆2680億500万人民元(19兆1440億円)を計上した。これに対し、台湾の国防予算は約3512億台湾元(約1兆2570億円)にとどまる。

史氏は、従来通り「革新、非対称」という作戦構想と、国防報告書で提示する「防衛固守、多重抑止」という防衛戦略に沿って信頼の置ける戦力を整えたいと述べた。

蔡英文総統は20日に行った2期目の就任演説で国防改革に触れ、非対称戦力の強化を目指す方針を打ち出している。

(陳韻聿/編集:塚越西穂)