蔡総統、民進党主席に復帰 時代に淘汰されない党づくりに意欲/台湾

【政治】 2020/05/20 18:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
民進党主席に復帰した蔡総統(左)。右は前主席の卓氏

民進党主席に復帰した蔡総統(左)。右は前主席の卓氏

(台北中央社)蔡英文総統が20日、与党・民進党の党主席(党首)に復帰した。蔡氏は選挙戦を通じて深めたインターネットユーザーとのつながりの維持に意欲を示し、「新しい血の注入」「若い世代へのチャンス提供」「党の進歩継続」の3つの任務を党員らに指示した。

2008年に初めて民進党の党主席となった蔡氏。12年の総統選で国民党の現職・馬英九氏に敗れて辞任するも、14年に返り咲き、16年の総統選で初当選して総統と党主席を兼務。だが、18年の統一地方選で大敗を喫して再度党主席の職を退き、党首選で勝利した卓栄泰氏が昨年1月から党主席を務めていた。

民進党には、自ら辞任しない限り、総統が党首を兼任するという党内ルールが存在する。蔡氏はこれにのっとり、2期目の就任式終了後、台北市内の党本部で任期を終えた卓氏から党首の職務を引き継いだ。

あいさつに臨んだ蔡氏は、党の競争力を維持する唯一の方法は新陳代謝であると強調し、新しい党員の加入を歓迎。また、安定した政権運営には経験や伝承が大切だとし、ベテランの党員や幹部に若い世代の育成を託した。そして、党が進歩を続けるには、インターネット上で形成されるコミュニティーの強化が必要だと述べ、時代に淘汰されないための工夫と革新に取り組み続ける決意を示した。

(游凱翔、葉素萍/編集:塚越西穂)