国境なき記者団、台湾メディアの改革を蔡総統に提言 偽ニュースに警鐘

【政治】 2020/05/18 18:18 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
国境なき記者団、台湾メディアの改革を蔡総統に提言 偽ニュースに警鐘

(台北中央社)国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF)は、蔡英文総統に宛てた公開状を18日までに公表した。新型コロナウイルスの感染拡大で広がるフェイクニュースやデマについて、民主主義を脅かす存在だと指摘し、メディアの独立性や公平性を保つための改革を提言。「メディアこそが唯一、民主国家の天然の免疫力を高められる存在であり、誤った情報に対抗する長期的な解決策」だと訴えた。

報道の基準や道徳の規範が十分に尊重されていない場合、偽情報の温床になってしまうと言及し、台湾ではこれが常態化していると指摘。一方、記者たちが十分な時間と資源を与えられた上で最良の道徳規範を持ち、編集者も圧力に屈しないようになれば、人々のニュースに対する信頼はおのずと高まるとの考えを示した。

また、蔡総統が台湾メディアの改革を成し遂げ、世界の手本となれば、中国の権威主義との違いをより際立たせることができると呼び掛けた。

RSFが先月下旬に発表した報道の自由度に関するランキングで、台湾は180カ国・地域中43位。前年より順位を1つ下げた。

(葉冠吟/編集:楊千慧)