NYタイムズの元駐中国記者、台湾へ 外交部が歓迎「報道の自由享受して」

【政治】 2020/05/17 11:40 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
NYタイムズの元駐中国記者、台湾へ

NYタイムズの元駐中国記者、台湾へ

(台北中央社)中国から国外退去を命じられた米紙ニューヨーク・タイムズの一部記者が、台湾に拠点を移すことが分かった。外交部(外務省)が14日に明らかにした。呉釗燮外交部長(外相)は15日、公式ツイッターを更新して歓迎の意を表明し、台湾で報道の自由を享受し、「印刷に値するニュースをすべて」という同紙のモットーを実践してほしいと期待を示した。

米政府は2月、新華社通信など5社の中国国営報道機関を「中国の使節団」と認定し、翌3月初旬に米国内で働く中国人職員の人数に上限を設け、約4割の人員を削減させた。一方の中国も同月、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト、ウォールストリート・ジャーナルの米国人記者らに事実上の国外退去を命じ、香港やマカオでの活動も禁止した。

これらの動きを受け、呉氏は3月末、「自由の灯台」台湾に来てほしいと、公式ツイッターを通じて上記3社に呼び掛けていた。

ワシントン・ポストとウォールストリート・ジャーナルの動向について、外交部(外務省)の欧江安報道官は、台湾に支局を設ける申請は出されていないが、先方からは台湾の招きに感謝する意向が伝えられていると説明している。

(陳韻聿/編集:塚越西穂)