軍艦集団感染 国防相、蔡総統に処分申し出 4つの過失を発表/台湾

【政治】 2020/04/22 12:16 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
記者会見で国民らに謝罪する厳国防相(左端)と軍幹部

記者会見で国民らに謝罪する厳国防相(左端)と軍幹部

(台北中央社)海軍の軍艦乗組員が新型コロナウイルスに集団感染した問題で、厳徳発国防部長(国防相)は21日夜、蔡英文総統に処分を自ら申し出たと明らかにした。処分は蔡総統の職権と責任だとし、辞任を含むあらゆる処分を受け入れる考えを示した。国防部(国防省)の臨時記者会見で述べた。

集団感染が発生したのは、航海訓練を行う「敦睦遠航訓練支隊」に参加した補給艦「磐石」。乗艦していた軍人や実習生計27人の感染が21日までに確認された。訓練は磐石を含む軍艦3隻で行われ、隊員は2月21日に乗艦、3月12~15日にパラオに寄港し、今月15日に南部・高雄で下船した。

厳部長は会見で、海軍司令が処分を申し出たほか、訓練支隊隊長と海軍艦隊指揮部の指揮官が現職を退くことを明かした。また、今回の集団感染が社会に不安をもたらし、感染した乗組員やその家族に迷惑をかけたとして「深く謝罪する」と述べた。

同部は集団感染発生を巡る暫定的な調査結果を発表。過失として、感染に関する通報の不徹底▽帰国後の検査チームの検疫不備▽任務期間の乗組員の防疫管理不十分▽任務前の海軍の防疫措置策定の甘さ―の4点を指摘した。

(游凱翔、陳韻聿/編集:名切千絵)