米軍艦が台湾海峡を通過 国防部「異常なし」 バシー海峡には米軍機も

【政治】 2020/04/11 15:35 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾南部の海域に姿を現す米軍の電子偵察機EP3E

台湾南部の海域に姿を現す米軍の電子偵察機EP3E

(台北中央社)米軍艦が10日から11日未明にかけて台湾海峡を北から南に向かって通過したことが分かった。国防部(国防省)が11日、明らかにした。10日には米国と中国の軍用機が台湾周辺を飛行したことも確認されたが、同部は、周辺海・空域の動向を把握しており、異常は見られなかったとしている。

台湾海峡を通過したのは、米海軍のイージス駆逐艦「バリー」(DDG-52)。米太平洋艦隊が11日、第7艦隊の任務としてフェイスブックに写真を投稿した。

バリーの動向をめぐっては、台湾メディアが10日、同日午後5時ごろに離島・馬祖の東引島周辺を通過し、中国海軍のフリゲート「南通」(601)が付近で監視していたと伝えたが、国防部はこの時点でのコメントを控えていた。軍関係者によれば、バリーは台湾海峡で10日午後から任務を遂行し、11日未明に同海域を離れたという。

10日には、H6爆撃機、KJ500早期警戒機、殲11戦闘機など複数の中国軍機が台湾の南西海域上空で長距離飛行訓練を実施。一方で民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によれば、米軍の偵察機RC135U(コンバットセント)が同日正午近くに台湾の南方海域上空を通過したのに続き、偵察機EP3E(アリエス)も11日午前、ほぼ同じ場所に姿を現した。同部や同サイトの公開資料によると、中国軍機は今年に入って6回、米軍機は3月25日以来7回、台湾周辺を飛行している。

(陳韻聿/編集:塚越西穂)