国防部や教育部、「Zoom」の使用を禁止 行政院、国安局は未利用/台湾

【政治】 2020/04/09 17:38 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ビデオ会議アプリ「Zoom」=Unsplashから

ビデオ会議アプリ「Zoom」=Unsplashから

(台北中央社)ビデオ会議アプリ「Zoom」に情報セキュリティー上の問題が発覚したのを受け、台湾の政府機関は相次いで同アプリの使用をやめている。行政院(内閣)は7日、Zoomなど安全性に懸念がある製品の利用をやめるよう各機関に通知。国防部(国防省)や教育部(教育省)は8日までに、同アプリの利用の全面的な禁止を発表した。行政院や国家安全局は同アプリを使用したことはないと明らかにした。

国防部の史順文報道官によると、同部ではかつて、災害救助や外部での対応の際、複数人でビデオ会議を行う場合に同アプリを利用していたという。内容はいずれも通常のやり取りや報告で、機密情報は送信していないと説明した。

9日の行政院院会(閣議)は一部がビデオ会議の形式で開かれた。行政院院会をビデオ会議で開くのは初めて。行政院のKolas Yotaka(グラス・ユタカ)報道官は院会後の記者会見で、この日の会議には米シスコシステムズのビデオ会議サービスを用いたと説明。情報セキュリティー部門がサービスの安全性を確認した上に、政府専用のネットワークを使ってビデオ会議のデータを送信したと明らかにした。

国家安全局は8日、同アプリの安全上の抜け穴について把握しているとし、行政院(内閣)の関連部門と必要な措置を検討し、対策を講じていく方針を示した。

(顧セン、游凱翔、王承中、温貴香/編集:名切千絵)