マスク寄贈、欧州委員長が台湾に謝意を初表明 米国務省からは「真の友」

【政治】 2020/04/02 13:44 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾製のマスク

台湾製のマスク

(ブリュッセル、ワシントン1日)蔡英文総統がヨーロッパ諸国や米国など新型コロナウイルスの感染状況が深刻な国々にマスクを1000万枚贈る方針を明らかにしたのを受け、欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会のフォンデアライエン委員長は2日、ツイッターに感謝の言葉を記した。欧州委員長による台湾への謝意表明は初めて。米国務省は、台湾は「真の友」だとした。

蔡総統は1日、総統府(台北市)で談話を発表。台湾内のマスクの増産が進んでおり、国内の需要は十分にまかなえるとし、他国にマスクを提供する考えを表明した。

フォンデアライエン委員長はツイッターで、台湾からのマスクの寄贈に感謝すると述べた上で、「このウイルスの世界的な大流行には国際的な団結と協力が必要だ」との立場を示した。

米国務省は、中央社のメール取材に対し、「台湾の新型コロナウイルス対策は世界が学ぶに値する」と称賛。台湾について、民主主義の成功例というだけではなく、「まさかの時の友こそ真の友」だとの考えを示した。

外交部(外務省)によれば、イタリアやスペインなどヨーロッパ諸国に700万枚、米国に200万枚、外交関係を結ぶ国々に100万枚を寄贈する。フォンデアライエン委員長によると、EU加盟国には560万枚贈られる。台湾から米国にはこれ以外に、防疫の協力枠組みに基づき、週10万枚を提供する。

(唐佩君、徐薇テイ/編集:楊千慧)