WHO、声明で「台湾」と呼称=香港メディアのネット取材で「通話切断」も

【政治】 2020/03/30 19:07 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
WHOの旗=資料写真

WHOの旗=資料写真

(ブリュッセル中央社)世界保健機関(WHO)の幹部が香港メディアのテレビ電話によるインタビューで、台湾の参加に関する質問に応じず「通話切断」したことが物議を醸している。WHOは29日、公式サイトに声明文を出し「台湾の参加については加盟国が決めることであり、WHOの職員ではない」と釈明しつつ、台湾の感染率が比較的低いことに言及し、「台湾を含めた各地の保健当局の経験を学んでいる」との姿勢を示した。WHOはこれまで「中国・台湾」や「台北と周辺地域」などの呼び名を用いており、「台湾」と呼称するのは異例。

香港メディアの取材の様子を捉えた映像はSNSで拡散された。記者の台湾の参加をめぐるWHOの立場を問う質問に幹部は沈黙の後、「よく聞こえない。次の質問を」と返答。記者が改めて尋ねると、通話は切断された。再開された通話で、幹部は「『中国』についてはもうすでに話した通りだ」と述べた。

呉ショウ燮外交部長(外相)は外交部(外務省)のツイッターでこの映像を引用し、「WHOは『台湾』という言葉を口から出すこともできないのか」と英語で皮肉った。(ショウ=刊の干を金に)

蔡英文総統は30日、北部・桃園市の医療メーカーを訪問した後、メディアの取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大で台湾の貢献について理解が広まればとの考えを示した。また、防疫で連携することこそが重要だと指摘し、他国との連携を強めたいとしている。

(唐佩君/編集:楊千慧)