「人から人」感染の可能性 台湾、昨年末にWHOに警告 情報共有されず

【政治】 2020/03/24 17:29 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
WHOの旗

WHOの旗

(台北中央社)新型コロナウイルスの人から人への感染の可能性について、台湾が昨年末、世界保健機関(WHO)に対して警告を発していたことが分かった。外交部(外務省)や中央感染症指揮センターが24日、事実関係を認めた。外交部によると、WHOは関連の情報を内部のウェブサイトに掲載せず、各国と共有していなかったという。

台湾がWHOに警告していたことについては、20日付の英紙フィナンシャル・タイムズが台湾の官僚や陳建仁副総統の話として報じたほか、米国務省のモーガン・オルタガス報道官も24日、ツイッターで言及していた。

外交部や中央感染症指揮センターによれば、台湾は中国・武漢で呼吸器系の感染症が発生しているとの情報を昨年末につかみ、衛生福利部(保健省)疾病管制署が12月31日、WHOの国際保健規則(IHR)の連絡窓口や中国側に書面を通じて問い合わせを行っていた。情報提供を求めると共に、人から人への感染の恐れに懸念を示していたという。

中央感染症指揮センターの担当者は24日午後の記者会見で、WHOからは「受信した」とだけ返事があったと明かした。

(陳韻聿、張茗喧、陳偉テイ、陳怡セン/編集:名切千絵)