武漢在留の台湾人退避 チャーター機第2陣で361人が帰国

【政治】 2020/03/11 12:57 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
武漢在留の台湾人を乗せ、11日早朝に桃園国際空港に到着した中国東方航空機

武漢在留の台湾人を乗せ、11日早朝に桃園国際空港に到着した中国東方航空機

(桃園空港、台北中央社)中国湖北省武漢に残っていた台湾人を乗せたチャーター機第2陣計2便が10日深夜から11日早朝にかけて桃園国際空港に到着し、計361人が帰国した。武漢から台湾人を退避させるチャーター機の運航は先月3日の第1陣以来。第1陣の247人を合わせると、計608人がチャーター機で台湾に戻った。

第2陣では400人余りが帰国する予定だった。実際の帰国者数が少なかった理由について、中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は11日午前の記者会見で、30人が搭乗を拒否されたと説明。台湾側は搭乗の条件として、ウイルス検査での陰性確認や発熱の症状がないことを挙げていた。搭乗手続きを済ませなかった人や、ウイルス検査を断った人もいたという。

第2陣の運航までに時間が空いた理由については、中国との認識の違いが主な原因だったと述べた。中国側はウイルス検査の結果が陰性で体温も基準を満たしていれば安全だとの認識を示していた一方で、台湾側は今回のウイルスには検査結果が二転三転しやすい特性があることを考慮し、可能な限り対策を講じたいと考えていたため、認識にずれが生じ、中国に「台湾から専門性を信用されていない」と感じさせてしまったとの見解を示した。専門的な対話が十分でなかったことが両者の隔たりを生んだとの見方を示した。

チャーター機第2陣は台湾のチャイナエアライン(中華航空)と中国の中国東方航空が1便ずつ運航した。

帰国者は3カ所の検疫所に分かれ、14日間の隔離措置を受ける。

(邱俊欽、張茗喧、余暁涵/編集:名切千絵)