WHO、台湾を会合にオンラインで 政府は会場での出席求め調整

【政治】 2020/02/09 16:58 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
マイク・ライアン氏(左)=WHOの公式ツイッターより

マイク・ライアン氏(左)=WHOの公式ツイッターより

(ブリュッセル中央社)世界保健機関(WHO)が11~12日にスイス・ジュネーブで催す新型コロナウイルスに関する会合に、台湾のオンラインでの参加を認めたことが分かった。同機関が8日の記者会見で明らかにした。一方、中央感染症指揮センターは9日、台湾の専門家を会場に実際に派遣して参加することを目指し調整を続けていると説明。出席できるかは、10日にも判明する見通し。

この会合には、約400人の専門家が招かれ、新型コロナウイルスによる肺炎の治療法やワクチンなどについて話し合う。

WHOの会見で、台湾の参加に関して記者から質問があった。WHOで緊急事態への対応を統括するマイク・ライアン氏は、「多くのパートナーが高リスクの地域にいるため、ジュネーブに来られない」とした上で、「台湾も中国のその他の地域の専門家と同様にオンラインで参加する」と説明。また台湾と十分に連絡を取り、協力し合っているとの姿勢を強調した。

同センターの幹部を務める衛生福利部(保健省)疾病管制署の荘人祥副署長によれば、台湾の専門家が会場に行くことができなかった場合、「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」名義でオンライン参加となる。

外交部(外務省)は9日、WHOが台湾のオンラインでの招請を検討していることについて「肯定的に捉える」としつつ、総会へのオブザーバー参加や他会合への参加も目指し、働き掛けを続けていく方針を示した。

台湾はこれまで開かれた新型コロナウイルスに関するWHOの緊急委員会に参加できていない。台湾と外交関係がある国々や米国、日本、欧州連合(EU)などが台湾の参加を支持する発言を行っている。

(唐佩君、張茗喧/編集:楊千慧)