美麗島事件40年 発生地・高雄でデモ 蔡総統も参加/台湾

【政治】 2019/12/07 19:44 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
デモに参加した蔡総統(手前右から3人目)

デモに参加した蔡総統(手前右から3人目)

(高雄中央社)民主化を求める集会を国民党政権が弾圧した1979年の「美麗島事件」の発生から10日で40年を迎えるのを前に、事件があった南部・高雄市で7日、デモ行進が行われた。蔡英文総統も飛び入りで加わり、参加者を激励した。

デモは、複数の独立派団体が共催。事件の被害者や与党・民進党の立法委員(国会議員)、独立派に近い小政党の代表らが駆け付けたほか、日本人やドイツ人の姿も見られた。蔡総統は行進する隊列の中に突然姿を現し、これに沸き立った人々に「一緒にがんばろう」と声を掛けた。

当時逮捕された民主活動家の弁護に当たり、後に陳水扁政権(2000~08年)で2度行政院長(首相)を務めた張俊雄氏が取材に応じた。国民党は戒厳令を敷いており、一般市民を軍法会議にかけたと回顧。不公平な扱いに憤った弁護団が立ち上がったと振り返り、やっとのことで手に入れた民主主義を皆が大切にし、自由民主や人権、言論の自由を今後も守り続けてほしいと願った。

事件の首謀者として反乱罪で起訴され、投獄されたのは8人。呂秀蓮元副総統や現在の総統府秘書長(官房長官に相当)、陳菊氏ら後に民進党の中心人物となった人が複数いる。

(王淑芬、程啓峰/編集:塚越西穂)