陳元総統の長男、玉山で「台湾独立」旗「罰受けても本望」

【政治】 2019/11/20 18:25 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
玉山の頂上で「台湾独立」旗を掲げる陳致中氏(左)=同氏のフェイスブックから

玉山の頂上で「台湾独立」旗を掲げる陳致中氏(左)=同氏のフェイスブックから

(高雄中央社)陳水扁元総統の長男で高雄市議を務める陳致中氏(与党・民進党)が19日、台湾最高峰・玉山(玉山国家公園)の頂上で「台湾独立」と書かれた旗を掲げ、その写真を自身のフェイスブック(FB)に投稿した。この行為は台湾の国家公園法に抵触する懸念があるが、陳氏は「台湾を国家だと主張して罰せられるのなら本望」とする姿勢を示している。

国家公園法では、同園区域内での政治的な活動が禁じられている。玉山など各国家公園を所管する内政部(内務省)営建署は、陳氏に20日間以内に説明をするよう求め、規則に従って裁決するとしている。違反と見なされれば3000台湾元(約1万円)の過料が科される。

陳氏は20日午前、この問題について報道陣の取材に応じた映像をFBで公開。もし台湾人が台湾の屋根に立ち「台湾は主権独立国家だ」という一言すら口にできないのであれば、玉山主峰を主管しているのは北京当局だと疑わざるを得ないと疑問を呈した。その上で、「魂が抜けた国家を国家といえるのか」と強調。香港情勢が緊迫化する今だからこそ、台湾の主権について語ることに多くの人が共感できると述べた。

玉山では昨年、登山客が中国の五星紅旗を手に中国国歌を歌って物議を醸した。営建署は類似のケースが起こらないよう今年5月、関連の規則に修正を加え、政治的活動を禁じていた。

(王淑芬/編集:塚越西穂)