野党・親民党の宋主席、出馬を正式表明 郭台銘氏と連携へ 総統選/台湾

【政治】 2019/11/13 17:16 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
コンビを組む宋楚瑜氏(左)と余湘氏

コンビを組む宋楚瑜氏(左)と余湘氏

(台北中央社)野党・親民党の宋楚瑜主席(党首、77)は13日、台北市内で記者会見を開き、来年1月の総統選に出馬する意向を表明した。再選を目指す与党・民進党の蔡英文総統と最大野党・国民党の韓国瑜高雄市長と争うことになる。国民党とたもとを分かち、2000年に親民党を立ち上げた宋氏。第三極を目指す姿勢を見せており、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘前董事長(会長)と連携する方針だ。

宋氏が総統選に名乗りをあげたのは4回目で、副総統候補としての参戦も含めると5回目を数えるが、当選したことはない。会見では「当選の水準からまだ遠いことは周知の通り」だとしつつ、今回が「最後の戦い」になると強調。民法の成人年齢の18歳への引き下げや、立法委員(国会議員)の比例代表枠拡大などを目指す方針を掲げた。副総統候補には、広告大手の董事長を務めた経験がある余湘氏を指名した。

郭氏が総統選への出馬を断念した9月中旬に立候補する考えが芽生えたことを明かし、郭氏が断念していなければ自身はここにいなかったとして感謝を述べた。会見には郭氏の側近が出席し、宋氏への支援に前向きな姿勢を示した。宋氏は、総統選と同日に実施される立法委員選の比例代表に郭氏陣営から候補者を擁立することを示唆した。

一方、郭氏は新党「台湾民衆党」を立ち上げた柯文哲・台北市長とも手を組む見通し。郭氏陣営は、親民党と民衆党の両党に候補者を送り込む方針で人選を進めているという。

(王承中、郭建伸、蘇龍麒/編集:楊千慧)