台湾と米国、合同でセントルシア視察 外交孤立化回避へ

【政治】 2019/11/07 18:29 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
セントルシアの工場を視察する沈正宗大使(右から2人目)=在バルバドス米国大使館の公式ツイッターから

セントルシアの工場を視察する沈正宗大使(右から2人目)=在バルバドス米国大使館の公式ツイッターから

(ワシントン中央社)台湾と米国はこのほど合同ビジネス視察団を組み、台湾と外交関係を持つカリブ海の島国、セントルシアを訪問した。外交関係者によると、視察団は現地の投資・ビジネス環境を理解する目的で初めて結成された。米台と台湾の国交締結国との交流を援助からより積極的な投資に転じさせ、台湾の外交関係を固める狙いがあるという。

視察団の様子を捉えた写真が、セントルシアに近いバルバドスにある米国大使館によって6日に公開された。写っているのは、米企業が投資している工場を視察する沈正宗・駐セントルシア大使と世界銀行の米国籍役員や米国国際開発庁(USAID)の幹部ら。「米台代表団が民間投資促進のためにセントルシアを訪問した」というコメントが添えられた。

台湾の孤立化を図る中国の工作により、9月に太平洋のソロモン諸島、キリバスと立て続けに断交した台湾。現在外交関係を結ぶ国は15カ国となっている。一方米国では、議会で台湾の外交関係を堅固にする「台北法案」(TAIPEI Act)が審議されているほか、米台と台湾の国交国による三者間協力の促進にも注力するなど、台湾支持の姿勢が強まっている。

(江今葉/編集:塚越西穂)