韓高雄市長、総統選前の訪米を断念 台湾にとどまって票固め

【政治】 2019/10/19 13:30 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
米国在台協会のモリアーティ理事長(左)と握手をする韓高雄市長

米国在台協会のモリアーティ理事長(左)と握手をする韓高雄市長

(屏東中央社)来年1月の総統選に向けて訪米する意向を示していた野党・国民党の公認候補、韓国瑜高雄市長は18日、時間的に厳しいとして、計画を取り消したと発表した。

16日から3カ月の長期休暇を取り、庶民の声を汲み取る全国行脚に力を入れている韓氏。この日はいったん休みを返上し、市庁舎で米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のジェームズ・モリアーティ理事長と面会しており、訪米についての動向に関心が集まっていた。

韓氏は同日午後、南部・屏東県の農家との座談会を終えてから報道陣の取材に応じた。計画を見送った理由として、選挙日まで80日余りとなったにもかかわらず、台湾の各県市を回り終わっていないと説明。モリアーティ氏には直接、選挙後に改めて訪問する考えを伝えたとし、多忙を極める自身の状況を「受け入れてくれたと感じた」と述べた。

韓氏に近い関係者によると、韓氏が米国で受ける待遇などによっては選挙にプラスに働かない場合があることを懸念し、台湾で手堅く票固めをするべきという声が陣営内から上がっていたという。韓氏の選対本部は同日、韓氏の妻、李佳芬氏による訪米を計画していると報道資料で伝えた。

(余祥/編集:塚越西穂)