蔡総統、「一国二制度」拒否を改めて強調 双十国慶節演説/台湾

【政治】 2019/10/10 12:24 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統

蔡英文総統

(台北中央社)中華民国の建国記念日「双十国慶節」の10日、台北の総統府前で祝賀式典が開かれた。蔡英文総統は演説で、中国が目指す「一国二制度」を受け入れない姿勢を改めて強調し、団結の必要性を訴えた。

蔡総統は香港情勢に触れ、「(香港は)一国二制度の失敗によって、まさに無秩序の縁に立たされている」と言及。その上で、「中国は依然として『一国二制度による台湾統一プラン』でわれわれ(台湾)を絶えず脅すとともに、各種の『文攻武嚇』(言葉で攻撃、武力で威嚇)の手段を講じ、地域の安定と平和に強く挑んでいる」と非難した。

続けて、「一国二制度の受け入れ拒否は2300万人の台湾人民にとって、党派や立場を問わず、互いにおける最大の共通認識」だとし、「一国二制度を受け入れてしまえば、中華民国が生き残れる空間は無くなる」と述べた。

また、中国が「シャープパワー」によって迫りくるのを前に、台湾は地域の重要な一員として国際的な責任を果たす必要があるとし、台湾海峡の平和で安定した現状を守り切るためには、「われわれ(台湾人民)は団結しなければならない」と力を込めた。

(葉素萍/編集:名切千絵)