東京で国慶節祝賀会 安倍首相の母・洋子さんが3年連続で出席/台湾

【政治】 2019/10/09 15:45 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
国慶節祝賀会であいさつをする安倍洋子さん

国慶節祝賀会であいさつをする安倍洋子さん

(東京中央社)中華民国(台湾)の建国記念日「双十国慶節」(10月10日)を祝う台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)主催のレセプションが8日、東京都内で開かれた。安倍晋三首相の母、洋子さんや日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長、日本の超党派国会議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長をはじめとする日本各界の貴賓や各国の駐日大使、在日台湾人など計約1700人が出席した。

2017、18年に続き、3年連続での参加となった洋子さん。「台湾と日本はつながりが本当に深いところがあり、長い友好関係を築いてきた」などとあいさつし、日台間のさらなる関係強化に期待を示した。列席者の中には、立憲民主党の蓮舫副代表、ジュディ・オングさん、女流囲碁棋士の謝依旻六段らの姿もあった。

謝長廷駐日代表(大使に相当)は、台湾の生存と経済発展にとって非常に重要であり、日本にとってもプラスになるとして環太平洋連携協定(TPP)への参加を切望する台湾の立場を改めて示した。

また、中国の習近平氏が今年1月、一国二制度による台湾統一を主張したことに触れ、大多数の台湾人は同制度を望んでいないと強調。中国は各種の圧力で台湾に受け入れを迫っているが、蔡英文総統がこれまで繰り返してきた通り、決して屈服せず、受け入れないとした上で、台湾は各国の声援を必要としていると呼び掛けた。

一方、駐福岡弁事処が4日に主催した国慶節祝賀会で安倍首相の名前が入った祝電が公開され、日本側が事実関係を否定したことについて、メディアの取材に応じた謝氏は、「日本側は祝電が偽物だとは言っていない」「偽物であれば犯罪行為だ」などと回答。「台湾が外交上の難関を突破すれば中国は必ず抗議するだろうが、われわれが手柄を立てるために嘘をつくことは許されない」と前置きした上で、「重要なのは(祝電が)本物であるか否かということだ」と述べた。

祝電には「中華民国一〇八年国慶節祝賀レセプションが盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます」などと書かれていた。日本では岡田直樹内閣官房副長官が7日の記者会見で「安倍総理から祝電を出したという事実はない」とする立場を明らかにしている。

(楊明珠/編集:塚越西穂)