外交部、ICAO参加訴える動画を公開 台湾の能力と意欲アピール

【政治】 2019/09/20 18:55 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
空に憧れた子ども時代
からのたゆまぬ努力と熱意でパイロットになった男性
の姿を通して、ICAO参加を切望する台湾の声を伝える=YouTubeの外交部公式チャンネルから

空に憧れた子ども時代 からのたゆまぬ努力と熱意でパイロットになった男性 の姿を通して、ICAO参加を切望する台湾の声を伝える=YouTubeの外交部公式チャンネルから

(台北 20日 中央社)世界の航空当局者が集まる国際民間航空機関(ICAO)総会を間近に控えた19日、外交部(外務省)は、台湾のICAO参加を訴えるプロモーション動画をユーチューブなどで公開した。台湾は国際航空運送と航空管制業務における重要なパートナーであり、ICAOに参加する能力も意欲もあると世界に向けて訴える。

ICAO総会は3年に1度の開催。今回は9月24日から10月4日までカナダ・モントリオールで開かれる。台湾は中国によって国際機関での活動が阻まれてきたが、対中融和路線をとった馬英九前政権下の2013年にICAO総会へのゲスト参加を果たした。だが、16年に独立志向とされる蔡英文政権が発足すると中国は再び圧力をかけ、台湾は同年の総会に参加できなかった。

PR動画のタイトルは「許一個無縫天空的未来」(シームレスな空を目指して)。空に憧れた子ども時代からのたゆまぬ努力と熱意でパイロットになった男性の姿を通して、ICAO参加を切望する台湾の声を伝える。中国語のほか英語、日本語、フランス語、ドイツ語など10言語バージョンが用意された。

交通部(交通省)の統計資料によると、台湾は昨年、ICAOが定めた航空交通業務の分担空域「台北飛行情報区」を通過する約175万の航空機と旅客約6890万人に航空管制などのサービスを提供した。外交部は、膨大な運送量とICAOの基準を満たした航空管制サービスは世界の航空輸送業の発展と切り離せないと指摘。台湾がICAOに参加して各国と同時に飛行情報を取得する必要性と正当性があるとしている。

(侯姿瑩/編集:塚越西穂)