米国の新型F16売却 中国が台湾を批判「恥知らず」 蔡総統「中国の失言」

【政治】 2019/08/23 16:28 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
61年前の「金門砲戦」で命を落とした軍人らに献花する蔡総統

61年前の「金門砲戦」で命を落とした軍人らに献花する蔡総統

(金門 23日 中央社)米トランプ政権が台湾への新型F16戦闘機売却を承認し、議会に正式に通知したことに対し、中国の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は22日、民進党政権を台湾の同胞の利益を顧みない「恥知らず」だと批判した。蔡英文総統は23日、「中国は失言した」と跳ね返し、「中国が良き隣人となることを期待する」と述べた。

1958年に人民解放軍が離島・金門島に砲撃を行った「金門砲戦」の勃発から61年を迎えたこの日、蔡総統は金門で行われた関連の式典に参加し、取材に応じた。

蔡総統は、自主防衛力の強化によって民主的で自由な生活様式を確保することは正当性が高いことだと言及。中国が一国二制度を台湾の人々に押し付けるのは、全ての台湾人が受け入れられないと語った。

国台弁は米国務省が台湾へのF16売却を議会に正式通知する前の19日にも反発を示し、蔡総統や民進党政権を「米の手先となることをいとわず、高いみかじめ料を米に納めている」と批判していた。

米国が売却するのは計66機で、総額約80億米ドル(約8500億円)。

(温貴香/編集:名切千絵)