蔡総統、防衛産業のサプライチェーン構築成果をアピール/台湾

【政治】 2019/08/15 18:53 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「台北国際航空宇宙産業および国防工業展」の開会式に臨む蔡英文総統(左から2人目)

「台北国際航空宇宙産業および国防工業展」の開会式に臨む蔡英文総統(左から2人目)

(台北 15日 中央社)「台北国際航空宇宙産業および国防工業展」(TADTE)が15日、台北市内で開幕した。開会式であいさつした蔡英文総統は、台湾の宇宙・防衛産業の発展状況について、サプライチェーンを構築するメーカーがすでに100社を上回り、取得した認証は20項目以上に上るとアピールした。

蔡総統は、自身が戦闘機の国産にこだわり、技術向上に努めてきたことに言及。これは研究開発力を国内に確保するだけでなく、未来に向けた基盤作りのためでもあったとし、基幹技術の導入を通じてサプライチェーンを構築してきたと説明した。

その上で、台湾の航空宇宙産業の市場規模は2016年に1000億台湾元(約3400億円)の大台を突破し、昨年は1200億元(約4000億円)を上回ったほか、外資系企業からの受注も好調だとアピール。これらの好成績は、台湾が国際社会から評価されていることを物語っていると喜んだ。また、同展のもう一つの目玉である無人航空機にも触れ、同分野の研究開発を奨励するために法改正に取り組む姿勢を示した。

TADTEは2年に1回開催。今年は内外から150社以上が参加する。台湾が自主製造したものとしては、装甲車CM32の改良版「M2」の試作車が初めてお披露目されるほか、より多くの弾薬の搭載が可能な大型無人機「騰雲」、新型高等練習機の模型などが展示される。世界貿易センター1号館で17日まで。

開会式には台米間の商業や貿易を促進する米国の非営利組織、米台商業協会の主席や会長らも出席した。同協会は2017年、台湾国防産業発展協会と軍需産業における協力や交流に向けた覚書を締結している。

(游凱翔、余祥/編集:塚越西穂)