台湾、口蹄疫「ワクチン非接種清浄地域」認定申請へ 豚肉輸出再開目指す

【政治】 2019/06/30 15:13 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾、口蹄疫「ワクチン非接種清浄地域」認定申請へ=屏東県政府提供

台湾、口蹄疫「ワクチン非接種清浄地域」認定申請へ=屏東県政府提供

(台北 30日 中央社)台湾本島と離島の澎湖、馬祖は7月1日、家畜伝染病・口蹄疫のワクチン接種を停止してから1年を迎える。蔡英文総統は6月29日、自身のフェイスブックを更新し、家畜衛生に関する国際機関「国際獣疫事務局」(OIE)が定める「ワクチン非接種清浄地域」の認定に向け、7月1日から申請の手続きを始める方針を明らかにした。

22年間にわたり、豚肉の輸出制限を受けてきた台湾。輸出再開に向けた取り組みの中で、台湾本島と離島・澎湖、馬祖は2017年5月、ワクチン接種下で口蹄疫が発生していない「ワクチン接種清浄地域」に認定され、昨年7月1日には、「ワクチン非接種清浄地域」認定を目指し、接種を停止。行政院(内閣)農業委員会は当時、接種停止から1年間、口蹄疫が発生しなければ豚肉の海外輸出への道が開けると説明していた。

蘇貞昌行政院長(首相)は30日、通信アプリ「ライン」の公式アカウントで、台湾は「ワクチン非接種清浄地域」となる条件をすでに満たしたと言及。早ければ来年5月にも認定が受けられるとの見方を示した。

蘇院長は、防疫に関する取り組みに政府は引き続き全力で取り組んでいくと説明。また、海外から豚肉を国内に持ち込まないよう人々に呼び掛けた。

中国に程近い離島・金門は2018年、台湾本島などより約1年遅れて「ワクチン接種清浄地域」の認定を受けた。農業委員会によれば、OIEは地理的要因により感染リスクが高いため、金門のみを別のエリアとして区分し、防疫対策を進めるよう提言しているという。

(温貴香、葉素萍/編集:楊千慧)