総統選への中国の干渉に対処 台湾への助力を表明=米国防総省高官

【政治】 2019/06/21 14:37 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
シュライバー米国防次官補

シュライバー米国防次官補

(ワシントン 21日 中央社)米国防総省でインド太平洋の安全保障政策を担うランドール・シュライバー国防次官補が19日、米ワシントンで開かれた米国のアジア政策について話し合う会合で基調演説を行い、来年1月の次期総統選に対する中国の干渉を防ぐため、台湾に力添えする方針を明らかにした。外交部は20日、これに対し、今後も引き続き米国と共に民主主義を守っていくとした。

中国のサイバー攻撃やデマ拡散に台湾はどのように対抗できるのかを尋ねる質問に対してシュライバー氏は、台湾の選挙への中国の干渉には疑いの余地がないと言及。1996年や2000年の総統選の際に中国からの威嚇があったことを例に挙げ、来年の総統選にも中国がSNS(交流サイト)やネットワーク侵入などの手段で干渉するとの見方を指摘した。その上で、詳細は控えるとしながらも、専門家と協力し、台湾がこの問題に対処するのに必要な技能と能力に対して要望に応じて直接的な貢献を行うと述べた。

米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のジェームズ・モリアーティ理事長は会の終了後に報道陣の取材に応じ、中国は両岸(台湾と中国)の人々がいずれも受け入れられる方法で双方の不一致を解決すべきだとの考えを示した。さらに、中国が堅持する「一国二制度」にはメリットがなく、台湾にとっては魅力がないと語った。

(江今葉/編集:名切千絵)