民進党の政見放送 蔡総統と頼前行政院長が対決/台湾

【政治】 2019/06/08 20:03 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
政見発表会の開始前に握手を交わす(左から)頼清徳前行政院長、卓栄泰民進党主席、蔡英文総統=同党提供

政見発表会の開始前に握手を交わす(左から)頼清徳前行政院長、卓栄泰民進党主席、蔡英文総統=同党提供

(台北 8日 中央社)与党・民進党は8日、次期総統選の公認候補を決める党内予備選の政見発表会を台北市内で実施し、蔡英文総統と頼清徳前行政院長(首相)が意見を戦わせた。

蔡総統は、民進党が大敗した昨年11月の統一地方選に言及。政権運営と人々の期待に差があったと認めながらも、政策の方向性と価値は間違っていないとの考えを示した。頼氏に対しては、「われわれの敵はこの演壇にはいない」「1足す1は2よりも大きい」とし、大局のために個人を捨て、団結して勝利を得ようと呼び掛けた。

一方の頼氏は、昨年の敗北を重く受け止めるとした上で、来年の総統選で負ければ蔡総統の政権運営の成果は水の泡だと指摘。勇気を出してバトンを渡すべきだと訴えた。また、貧しい家庭に生まれて医師になった自身の経歴に触れ、庶民の声に耳を傾け、実行力に富んだ清廉潔白な総統になるとアピールした。

政見発表会は、予備選の一環として実施。10~14日に世論調査が行われる予定。

(劉麗栄、顧セン/編集:塚越西穂)