柯台北市長、福島県を訪問「食品問題は科学的精神で解決すべき」/台湾

【政治】 2019/05/26 13:06 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
訪問先の福島で地元のお菓子を味わう柯文哲台北市長

訪問先の福島で地元のお菓子を味わう柯文哲台北市長

(福島 26日 中央社)柯文哲台北市長は25日、東日本大震災で被災した福島県南相馬市を訪れた。復興状況を視察し、現地の和菓子も味わった柯市長。福島を含む日本5県産食品の輸入解禁に対する賛成の意思表示かと記者から問われると、食品問題には実際的な態度で臨む必要があるとし、科学的な精神で解決されるべきとの考えを示した。

柯市長と面会した門馬和夫・南相馬市長は、震災時に台湾が支援を寄せたことに感謝の意を示した。その一方で、福島の食品が放射能に汚染されているという風評が市民を大きく傷つけ、損失をもたらしていると指摘。昨年12月から市内の給食には地元食材が使われていることを紹介し、食品の安全性について説明した。

南相馬市に向かう車内から帰還困難区域の様子も見た柯市長。原発事故が起きると除染など大きな困難に直面するとし、全ての人が原発の使用に懸念を抱く理由でもあると言及した。

台湾は2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、福島など5県で生産、製造された食品の輸入を禁止しており、昨年11月の国民投票では禁輸継続とする案が賛成多数で可決となった。

(梁珮綺/編集:楊千慧)