国産コルベット艦の量産開始 小型でも強力 蔡総統「台湾精神の象徴」

【政治】 2019/05/25 12:37 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾の国産コルベット艦「沱江」の配置説明図を指さす蔡総統

台湾の国産コルベット艦「沱江」の配置説明図を指さす蔡総統

(宜蘭 25日 中央社)台湾が初めて自主建造するコルベット艦「沱江」の量産が始まり、北東部・宜蘭県で24日、起工式が行われた。蔡英文総統は、船体が小さいが速度が速く攻撃力も高い沱江は面積が小さくても民主主義と自由を守る固い意志と強い能力を持つ台湾の精神を象徴していると述べ、期待を示した。

沱江は全長60メートル、全幅14メートル、排水量500トンの双胴船で、最高速力は38ノット(時速約70キロ)。迅速に目標に接近し攻撃できることから中国軍に対抗する「空母キラー」として期待される。海軍が現在保有しているのは2014年に引き渡された初号艦1隻のみ。25年までに3隻が建造される予定で、1隻目は21年末に完成する見通し。

蔡総統は、16年の就任後に初めて乗った海軍の艦艇が沱江で、その時に台湾の自主防衛力強化を決めたと振り返り、建造に取り組む関係者を激励した。

沱江のほか、T75型20ミリ機関砲と74式小隊機関銃を搭載する高速機雷敷設艇も同日に着工した。21年までに4隻の建造が完了する予定。

(游凱翔/編集:塚越西穂)