同性婚特別法、蔡総統が署名 あす施行へ/台湾

【政治】 2019/05/23 19:31 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
同性婚特別法に署名する蔡総統=フェイスブックから

同性婚特別法に署名する蔡総統=フェイスブックから

(台北 23日 中央社)蔡英文総統は22日、同性婚を認める特別法に署名した。同法は24日から施行される。蔡総統は22日夜、フェイスブックを更新し、同法の成立により「全ての人が愛の旗の下で、改めて団結できる」と喜んだ。

同性婚をめぐっては2017年5月、同性婚を認めない現行の民法を違憲だとする判断が司法院大法官会議(憲法裁判所)によって下され、2年以内の法改正が要請された。だが昨年11月の国民投票で、反対派によって提出された民法以外の形で同性カップルの権利を保障する案が成立。これを受け、立法院(国会)では特別法の審議が進められていたが、同性婚支持派と反対派の攻防が続き、最終的には同性間の「結婚登記」を認める条文が可決された。同性婚の法制化はアジア初。

蔡総統はフェイスブックで「多くの人がこの結果を受け入れられないことは知っている」と言及。法律が施行されても民法の婚姻の規定には何の影響も与えないと説明し、反対派に配慮する姿勢を示した。

その上で、この法律により「互いを愛し合うより多くの人が、結びついて世話し合うことができ、家庭の温かさを感じられるようになる。法律に基づき権利も保障される」と指摘。理解し合うには時間が必要だとし、「対話で対立を無くしていこう」と呼び掛けた。

(葉素萍、温貴香/編集:楊千慧)