災害時のデマ拡散、最高で無期懲役 法改正で/台湾

【政治】 2019/05/08 19:38 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
災害時のデマ拡散、最高で無期懲役  法改正で/台湾

(台北 8日 中央社)立法院(国会)は7日、自然災害が起きた際のデマ拡散に関する罰則を定めた「災害防救法」改正案を可決した。デマや偽の情報を広め、死者を出した場合は最高で無期懲役が科される。

内政部は、デマや偽の情報の通報・流布は人々をパニックに陥らせ、社会の安全にも大きな影響を及ぼすと指摘。法改正を通じて、デマや偽の情報の拡散によって取り返しのつかない事態が起こるのを防ぎたいとしている。

台湾では昨年、台風の影響で関西空港に取り残された台湾人旅行者への対応をめぐり、ネット上で当局への批判が相次ぎ、これをきっかけに外交官が自殺した。批判の発端となった投稿はその後デマだと判明したが、証拠不十分として投稿者への処罰は見送られた。

法改正により、デマだと知りながら消防や警察などに通報した場合は台湾元30万以上50万元以下(約106万~177万円)の罰金、デマを拡散して重傷者を出した場合には、3年以上10年以下の懲役に処せられる。

(王承中/編集:荘麗玲)