台湾のWHO総会参加後押し 民間団体が陳情書送付呼び掛けや小口資金集め

【政治】 2019/04/22 15:34 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
WHA会場の様子=資料写真

WHA会場の様子=資料写真

(台北 22日 中央社)ジュネーブで来月開かれる世界保健機関(WHO)総会への台湾のオブザーバー参加が今年も危ぶまれているのを受け、民間団体はクラウドファンディングや陳情書送付などの取り組みを行い、総会参加を後押ししようとしている。

健康問題に関心を持つ幅広い業界の青年でつくる組織「台湾世衛外交協会」は、台湾の遠隔医療技術や医療白書を紹介する展示をジュネーブで行うため、インターネット上で小口資金を集めるクラウドファンディングを11日に開始。90万台湾元(約327万円)を最終目標に設定し、準備や旅費の一部に充てる。22日午後1時現在、12万元(約44万円)余りが集まっている。

台湾の青年グループが手掛ける時事情報サイト「狸長弁公室」は16日、WHOへの陳情書送付を呼び掛ける取り組みを始動。健康や衛生に対する台湾人の思いを一人ひとりが手紙やメールでWHOに直接伝えることで、世界に台湾の声を発信したいとしている。

今年のWHO総会は5月20日から28日まで開かれる。台湾は2009年から16年まで8年連続でオブザーバー参加してきたが、17、18年は中国の圧力により招請されなかった。今年の出席の見込みについて、WHOの広報担当は今年3月、台湾メディアの取材に、「両岸(台湾と中国)の合意が無い限り、台湾は招請状が届くのを期待しないでいい」と回答した。

(張茗喧/編集:名切千絵)