頼氏と与党指名争う蔡氏、団結訴える=台湾の総統選

【政治】 2019/04/13 19:42 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
蔡英文総統

蔡英文総統

(南投 13日 中央社)来年1月の次期総統選に向けた与党民進党の予備選には、蔡英文総統と頼清徳前行政院長(首相)が立候補している。頼氏の出馬で党分裂が懸念される中、蔡氏は13日改めて団結を呼び掛けた。

この日、中部・南投県であった観光イベント「客家桐花(アブラギリの花)祭」の開会式に出席した蔡氏。式典後、報道陣の取材に応じ、台湾への圧力を強める中国を念頭に「最大の力を集め、台湾の主権を守る」と決意を新たにした。その上で、力の結集に必要なのは「競争ではなく協力だ」と訴えた。

蔡氏は、民進党が予備選の延期を決めたことにも触れ、「党の団結を図るための時間を稼ぐのが目的」との考えを示した。

今回の予備選を巡っては、頼氏が世論調査での“直接対決”を望んでおり、候補を絞り込む調整が難航。党執行部は10日、「党の団結を促すため」として12日までとした調整期間の延長を発表した。これに反発した党員歴約30年の蔡明憲・元国防部長(国防相)が12日、離党を表明していた。

(蕭博陽/編集:羅友辰)