台湾のWHO参加に英米が支持表明 外交部が感謝

【政治】 2019/03/23 13:43 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
WHO総会会議場

WHO総会会議場

(台北 23日 中央社)ジュネーブで5月に開かれる世界保健機関(WHO)の年次総会をめぐり、米国と英国が台湾のオブザーバー参加を支持すると相次いで表明したのを受け、外交部(外務省)は22日、両国に感謝するとともに、WHOに対し、医療・保健の専門性に基づいて中国の無理な脅迫を受け入れず、台湾を招待するよう呼び掛けた。

台湾大手紙アップルデイリーは同日付の記事で、WHOが今年の年次総会について、「両岸(台湾と中国)の合意が無い限り、台湾は招請状が届くのを期待しないでいい」との考えを示したと報じた。

これについて米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のアマンダ・メンサー報道官は中央社の取材に、台湾が主権国家でなくても加盟できる国際機関に参加することや、主権国家であることを会員資格とする国際機関への有意義な参加を支持する米国の姿勢を示した。その上で、これらの国際機関にはWHOや国際民間航空機関(ICAO)、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)などが含まれるとした。

メンサー氏はまた、台湾はイスラム国(IS)問題やベネズエラにおける人道支援、エボラ出血熱対策など地球規模の課題に大きく貢献していると述べ、台湾を世界の健康、安全、法執行のネットワークから排除すれば、抜け穴ができて悪意のある行為者に利用される恐れがあると指摘した。

一方、英国の対台湾窓口機関、英国在台事務所も、すでにWHOに対して台湾のオブザーバー参加支持を表明したとし、引き続き台湾のWHO総会への有意義な参加を支持する立場を示した。

台湾は2009年から16年まで8年連続でWHO総会にオブザーバー参加していたが、17年と18年は中国の妨害で出席がかなわなかった。今年の総会は5月20~28日の日程でジュネーブで開催される。

(侯姿瑩/編集:塚越西穂)