米国務省官僚、台湾のWHO総会参加を妨げる中国に懸念

【政治】 2019/03/15 18:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ジェームズ・ヘラー氏

ジェームズ・ヘラー氏

(ワシントン 15日 中央社)米国務省東アジア・太平洋局で対台湾政策を担当するジェームズ・ヘラー氏は14日、ワシントン市内で開かれた研究会で講演し、世界保健機関(WHO)が2年連続で年次総会への台湾のオブザーバー参加を拒んだことに「不安を覚える」と懸念を表明した。その上で、中国が国際機関から台湾を排除しようとしていると指摘し、これは両岸(台湾と中国)関係を傷つける行為で、台湾の民心を得るという北京当局の目標にも反しているとの見方を示した。

ヘラー氏は、台湾の国際参加について主権国家でなくても加盟できる国際機関への参加や、主権国家であることを会員資格とする国際機関への有意義な参加を支持する米国の姿勢を改めて強調。WHO総会出席についても、公衆衛生の議題に国境はないと支持を表明した上で、台湾が尊厳を勝ち取り、世界に貢献できる新たな方法を見つけ出したいと意欲を示した。

台湾は2009年から16年まで8年連続でWHO総会にオブザーバー参加していたが、17年と18年は中国の妨害で出席がかなわなかった。

研究会は米シンクタンク「プロジェクト2049研究所」と「グローバル・タイワン・インスティテュート」の共催で米国の対台湾政策をテーマに行われ、昨年10月にトランプ大統領から東アジア・太平洋地域を担当する国務次官補に指名された元空軍准将のデビッド・スティルウェル氏も出席した。

(鄭崇生/編集:塚越西穂)