台湾のTPP参加を歓迎する日本の立場、変化なし=外交部

【政治】 2019/02/14 17:39 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾日本関係協会の謝柏輝副秘書長

台湾日本関係協会の謝柏輝副秘書長

(台北 14日 中央社)環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を希望する台湾をめぐる日本側の姿勢について、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の謝柏輝副秘書長は14日、台湾を歓迎する日本側の立場に変化はないとの見方を示した。

外交部(外務省)の定例記者会見で記者の質問に答えた。謝氏は、台湾の立法委員(国会議員)らが先月末に訪日し、日本が主導するTPPへの加盟を求める台湾側の意思を伝えて支持を求めたところ、台湾を含め、開かれた貿易体制に符合する国の参加を歓迎するとの回答を日本側から得たと説明した。このほか、TPPの意思決定はコンセンサス方式であるため、他の加盟国とも協議して支持を取り付けるようアドバイスを受けたという。

日本の河野太郎外相は昨年12月、台湾で実施された国民投票で日本5県産食品の禁輸継続が決まったことをめぐり、台湾のTPP参加に悪影響が出る可能性を示唆した。謝氏はこれについて、台湾が各種ルートを通じて日本側の意向を確認したところ、国会議員や行政官らはいずれも台湾のTPP参加に歓迎の意を示したとし、河野氏の談話は個人的な意見だった可能性があるとの見解を示した。

台湾は2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県で生産、製造された食品の輸入を禁止している。禁輸継続の是非を問う昨年11月の国民投票では、継続賛成が反対を大きく上回った。

(侯姿瑩/編集:塚越西穂)