独空港の自動化ゲート 看板から「台湾」消される

【政治】 2019/02/12 13:45 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「Taiwan」(台湾)の文字と中華民国国旗のイラストが消されているフランクフルト空港の看板

「Taiwan」(台湾)の文字と中華民国国旗のイラストが消されているフランクフルト空港の看板

(フランクフルト空港 12日 中央社)ドイツ・フランクフルト空港の出国審査で自動化ゲートを利用できる第三国を示す看板から、「Taiwan」(台湾)の文字と中華民国国旗のイラストが消されているのがこのほど分かった。ドイツ連邦警察は台湾人を対象にした自動化ゲートの試験運用が一段落したためだと説明しているが、背景には中国からの圧力があったとみられている。

外交部によると、同空港は昨年夏から中華民国旅券所持者に対し、出国審査時に自動化ゲートを試験導入していた。

外交部の李憲章報道官は10日、駐ドイツ台北代表処フランクフルト弁事処が現地警察から伝えられた情報として、ドイツ側が実施する自動化ゲート運用の試験段階が昨年末で一段落したと説明。ドイツ側からは、現時点でも中華民国旅券所持者は同空港で出国審査時に自動化ゲートを利用できるが、実施の詳細についてはさらなる確認が必要だと伝えられたという。

内情を知る関係者によると、台湾とドイツ政府は双方の国民が出入国審査を迅速に行えるシステムを相手側の空港で利用できるようにする取り決めを結ぶ考えがあるものの、現時点ではめどは立っていないという。

(林育立/編集:名切千絵)