相次ぐ児童虐待、罰則強化の刑法改正案が優先的に審議へ/台湾

【政治】 2019/01/19 11:58 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
立法院本会議場

立法院本会議場

(台北 19日 中央社)児童虐待を厳罰化する刑法改正案が、2月中旬召集の次期通常国会で優先的に審議される見通しとなった。近日、台湾各地で児童虐待事件が相次いでいることを受け、17日に行われた立法院(国会)の与野党協議で、各議員から優先的な審議を望む声が上がった。

現行法では、16歳未満の子どもに対して虐待あるいはその他の方法で心身の健康と発達を妨げた者は「5年以下」の有期懲役に処される。行政院(内閣)が昨年9月に提出した改正法案ではこれを「6カ月以上5年以下」に修正するほか、重傷を負わせた者を「5年以上12年以下の懲役」、死に至らしめた者を「10年以上の懲役または無期懲役」に処するとの条項が新たに追加された。

衛生福利部(保健省)の統計によると、児童や少年の保護を求める通報は2015年以降毎年5万件を上回っており、17年は6万件近くに達した。昨年11月には北部・台北市に住む20歳の母親が2歳の男児を餓死させ大きく報じられた。今年に入ってからも北部・新北市で酒に酔った父親が妻子を殴打したり、南部・台南市で母親から暴行を受けた1歳の女児が死亡したりする事件が発生している。

(王揚宇、范正祥、陳俊華/編集:塚越西穂)