香港紙報道は「偽ニュース」 台湾で許可なく取材 政府が調査へ=大陸委

【政治】 2019/01/18 14:26 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
香港紙報道は「偽ニュース」  台湾で許可なく取材  政府が調査へ=大陸委

(台北 18日 中央社)台湾の対中政策を担当する大陸委員会の邱垂正報道官は17日、蔡英文総統の密使が香港独立派組織のメンバーと台湾で面会したとする香港メディアの報道に関し、「全くの作り話で事実無根。偽ニュース」だと否定した。取材は無許可で行われていたとし、政府として厳格に調査を進めていくと明らかにした。

16日付の香港紙、大公報は一面で、「蔡密使が学生動源に独立の策を伝授した」との見出しを付け、香港独立派組織「学生動源」の複数のメンバーが台湾で「謎の人物」と面会したと報道。面会場所は総統府直属の国史館(台北市)で、同館職員は全て蔡総統を補佐するスタッフだったと指摘した。

邱氏は17日、同委の定例会見で、報道に関して質問を受けた。内容を全面的に否定した上で、記事は報道の専門性と倫理に大きく反し、人の安全と権利を侵害するものだとし、同委として強く非難すると述べた。

邱氏によると、香港メディアが台湾に取材拠点を設置するには申請が必要だが、大公報は申請をしていない。記事を執筆した記者は、台湾に拠点を持たない香港・マカオの記者が台湾で取材を行う際に必要な許可を申請しておらず、そのうち一人は個人旅行の名義で入境した疑いがあるという。

邱氏は、「一国二制度」は台湾では支持されないと強調。政府として今回の問題をとりわけ重視する姿勢を示した。

(繆宗翰/編集:名切千絵)