教育相、台湾大新学長を承認 1年近い混乱に決着/台湾

【政治】 2018/12/24 18:01 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾大の学長人事について説明する葉俊栄教育部長

台湾大の学長人事について説明する葉俊栄教育部長

(台北 24日 中央社)葉俊栄教育部長(教育相)は24日、管中閔・中央研究院院士の台湾大学学長就任を「やむなく承認する」と発表した。管氏の学長就任をめぐっては、選出過程の不透明さや様々な疑惑が指摘され、同部は1年近くにわたり承認を見合わせていた。同部は承認と同時に、今回の学長選出過程における物議に関し、全面的な見直しを行うよう同大に求めた。

管氏は国民党・馬英九前政権下で閣僚を務めた経歴を持つ。台湾大の学長選考委員会は今年1月、管氏を次期学長として選出。2月に就任予定だったが、管氏が同委メンバーの1人と同じ企業の役員だったことや論文の盗用疑惑、中国大陸の大学での兼職疑惑などが浮上し、教育部は4月、管氏を次期学長とする同大の決定を却下し、審査のやり直しを同委に要求。対する同大は5月の学内会議で、教育部の要求の受け入れを反対多数で否決した。

教育部は9月にも同大に対し、管氏を含む5人の候補者の中から学長を改めて選出するよう求めたが、同大は10月、再選考は難しいと書簡で返答していた。

(許秩維/編集:名切千絵)