戦闘機F16の改修、第1陣4機が来年3月に引き渡しへ/台湾

【政治】 2018/12/14 17:37 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
戦闘機F16=資料写真

戦闘機F16=資料写真

(台北 14日 中央社)中華民国(台湾)空軍の主力戦闘機「F16A/B」を改修した「F16V」の最初の4機が、来年3月末に引き渡される見通し。同軍司令部の劉任遠参謀長が12日、立法院(国会)外交・国防委員会で明らかにした。

改修は、国産戦闘機「経国号(IDF)」の開発、製造を行った台湾の漢翔航空工業と米防衛大手ロッキード・マーチンが手掛ける。空軍の計画では、F16A/B全144機のアップグレード改修を2023年までに完了させる予定。総費用1296億台湾元(約4765億円)で、2019年度予算として91億7000万元(約337億円)が計上されている。

外交・国防委員会では同日、国防部(国防省)の同年度予算案が審議され、当初予定していた1100億元(約4044億円)を大幅に上回ったにも関わらず進捗が遅れているなどの理由から、予算の一部凍結を求める声も上がった。これについて劉氏は、予算編成当初、一部の装備の購入が決まらず、確定後に予算を追加したと説明。計画のタイムスケジュールは変わらないと強調した。

改修の最大のポイントは複数の目標を同時に捜索、追尾し、照準を定められる最新型レーダー「アクティブ電子走査アレー」(AESA)の搭載。このほかヘルメットに装着する戦闘機用のディスプレー装置「ジェイヘミクス」(JHMCS)、短距離空対空ミサイル「サイドワインダー」(AIM-9)なども装備され、戦力の大幅な向上が見込めるという。

(游凱翔/編集:塚越西穂)