インドネシアの人権団体に「アジア民主人権賞」 蔡総統、授賞式出席/台湾

【政治】 2018/12/10 14:17 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
「アジア民主人権賞」の授賞式に出席する蔡英文総統

「アジア民主人権賞」の授賞式に出席する蔡英文総統

(台北 10日 中央社)蔡英文総統は10日、アジアで平和的に民主化を促進し、人権保障を提唱する個人や団体を表彰する「アジア民主人権賞」の授賞式に出席し、台湾の民主化の経験をアジアの近隣諸国に伝えると同時に各国から学ぶことで、民主主義と人権の価値観を広く根付かせていく姿勢を示した。

同賞は外交部(外務省)主導で設立された非営利組織、台湾民主基金会が2006年から授与しているもので、今年はインドネシアの人権団体「グスドゥリアン・ネットワーク・インドネシア」に贈られた。同団体は、民主化を推進し寛容の精神を説いたインドネシアの第4代大統領、故アブドゥルラフマン・ワヒド(通称グス・ドゥル)氏を信奉する「グスドゥリアン」らでつくられる。宗教間対話の促進や法的サービスの提供などを通じて過激派や宗教的不寛容に対抗し、迫害される宗教的、民族的少数派を支援している。

蔡総統は、多元的なエスニックグループの対立を乗り越え、市民社会の深化に尽力してきた経験は、台湾にとっては身近なものだと言及。過去30年余りにおいて台湾が民主主義への転換を経験してきたことに触れ「民主主義を追求する道のりは平坦なものではない。今日に至っても、われわれが克服すべき新たなハードル、新たな挑戦がまだある」と述べた。

(葉素萍/編集:名切千絵)